「自己表現を通して子どもたちの心の成長を」
ダンスのきっかけは、高校時代に友人に誘われ競技チア強豪校のチア部に入部したことでした。そして、チア部の外部コーチとして出会ったのが現在勤めるダンススクールSongleading & Dance Family代表の阿部美音子です。大学卒業後は一般企業に就職しましたが、やはりダンスの道が諦められず、恩師である阿部が行うスクールでダンス講師に。現在は日本全国各地の教室やイベントで子供たちにダンスを教えています。
ベトナムとのご縁もダンススクールです。ホーチミンで体験レッスンを開催する機会があり来越したところ、大きな反響が。また現地の子どもたちが運動する環境が少ないという声が多く聞こえました。そこで、“ダンスレッスンへのアクセスが少ない地方の子どもたちにダンスという自己表現方法の選択肢を与えたい”というの代表の理念のもと、ホーチミンでスクールをオープンすることになりました。初めての海外生活、ホーチミンでどんな子どもたちと出会えるのかとてもわくわくしています。
Q&A
Q, なぜダンサーではなくダンス講師に?
A, 競技として突き詰めていくよりもダンスを表現するツールとして教えていきたいと思ったからです。ダンスを通して子供たちのチームワークや表現力を養い、成長へと繋がればと思っています。
Q, 今、やりがいを感じる瞬間は?
A, 自分の意見を言える場や機会が少ないなか、子どもたちが自分らしく伸び伸びと表現できるようになった様子を見ると嬉しいですね。子どもたちへの伝え方はとても難しいけれど、それぞれのカラーに合わせて接することに面白味を感じます。
伊藤杏(きょう)さん
1991年生まれ。神奈川県出身。高校時代にチアダンスと出会い、大学、一般企業を経てダンス講師に。ホーチミンで新たに開校するダンススクール「Songleading & Dance Family」の講師として渡越。